
「川崎ものづくりブランド」として認定された製品・技術であることを表すことのマークは、川崎の「川」の字をモチーフに「知と技」が悠久に世界に羽ばたくイメージをデザインしたものです。
青色は悠久、明智、深遠の「知」を、オレンジ色は熱烈、活力、情熱の「技」をそれぞれ表しています。
2025/11/12 第22回(令和7年度)川崎ものづくりブランドを認定しました。
2025/05/30 第22回川崎ものづくりブランドの募集要項を掲載しました。募集期間は6月1日から6月30日です。
2025/05/21 第21回(令和6年度)川崎ものづくりブランドに認定された一部製品・技術の紹介動画を制作しました
2025/02/10 第21回(令和6年度)川崎ものづくりブランドに認定された製品・技術を紹介しています。
2024/11/21 第21回(令和6年度)川崎ものづくりブランドを認定しました。
「川崎ものづくりブランド」とは、川崎市内中小製造業等の製品・技術のうち、「川崎ものづくりブランド推進協議会」より、独自性、先進性、品質管理力、販売実績、将来性、社会貢献度等の面で優れたものとして認定された製品・技術であることを示すものです。
ものづくりの現場を支える工業製品・加工技術から、ユニークなデザインやアイデアを活かした消費者向けの製品に至るまで幅広い製品・技術が認定されています。
「川崎ものづくりブランド推進協議会」は、川崎市内中小企業の製品・技術の優位性や潜在能力の高さを市内外に発信し、市内製造業等の競争力向上に寄与するために、川崎市、川崎商工会議所を中心に設置された協議会です。
会長である川崎商工会議所会頭、特別顧問である川崎市長のもと、産業支援機関、金融機関、業界団体、学識経験者らが結集し、ブランド認定事業や広報支援、展示会出展を通じた認定製品・技術の販路開拓活動などを実施しております。
川崎ものづくりブランド推進協議会
(川崎商工会議所 会頭)
会長 窪田 雅己
川崎市内の中小企業が生み出した優れた製品・技術を認定する「川崎ものづくりブランド」認定事業は、今回で22回目を迎えました。事業開始から20年以上が経過する中で、「ものづくり」を取り巻く環境は大きく変化してまいりました。技術革新の進展はもとより、社会環境や経済情勢の変化、さらにはデジタル技術の急速な普及などにより、企業にはこれまで以上に柔軟かつ戦略的な対応が求められています。
とりわけ、AIやIoTをはじめとする先端技術の活用は、製造工程や品質管理の高度化のみならず、製品の付加価値向上や業務効率化を促し、新たなビジネスモデルの創出を後押しします。また、医療・介護、防災、環境分野など社会的要請の高い分野においては、異業種・異分野との連携によって新たな価値創出が進んでおり、中小企業にとって成長の好機とも言えます。
このような環境のもと、市内中小製造業の皆様は、長年培ってきた確かな技術力と現場力を基盤に、社会や顧客のニーズを的確に捉えながら創意工夫を重ね、新たな製品・技術の開発に果敢に挑戦されています。その姿勢こそが、川崎の産業競争力を支える大きな原動力であると感じております。
「川崎ものづくりブランド」では、これまで多様な分野の数多くの製品・技術を認定してまいりましたが、「ものづくりのまち」 である川崎には、なお、独自性に富んだ優れた製品・技術が数多く存在しています。当協議会では、関係機関との連携のもと、こうした製品・技術の発掘に加え、認定後の情報発信や販路開拓、マッチング機会の創出など、時代のニーズに即した支援に取り組んでおります。これによって、川崎の地で生み出された優れた製品や技術が国内外に広がる契機となり、多くの人々の生活の向上や経済活動の発展につながるよう、引き続き全力を尽くしてまいります。
川崎ものづくりブランド推進協議会
(川崎市長)
特別顧問 福田 紀彦
我が国の経済を牽引する工業都市として発展してきた本市には、優れた製品や技術を持つ中小企業が数多く集積しています。
「川崎ものづくりブランド」認定事業は、市内中小企業から生まれた製品・技術のうち、特に優れたものを認定し、その販路開拓・拡大を支援するとともに、「力強い産業都市 川崎」を国内外にアピールすることを目的とした取組であり、平成16年度から開始し、今年で22年目を迎えました。
これまでに認定された製品・技術は、ものづくりを支える高度な工業製品や加工技術のほか、高齢化の進展、環境や防災意識の高まりを背景とした、市民生活の安全・安心に貢献する製品やデジタル社会で活用が期待される製品など、その分野は多岐にわたります。これは、技術革新が著しい現代社会において、社会的課題等にいち早く対応すべく、新たな製品や技術を生み出している証左であり、言い換えれば川崎の中小企業のものづくり力の高さによるものといえます。
令和7年度「川崎ものづくりブランド」においても、巧みな彩色技法や造形技術により本物が持つ質感を再現した食品サンプルや、船 舶・飛行機など幅広いジャンルを精緻に再現したプラモデル、そして住宅街など狭小地での穴あけ工事(穿孔施工)を可能にするエアースイベルといった、個性豊かな製品が新たに3件認定となりました。
近年の先端技術の進展は、人手不足の解消や生産性向上に大きく貢献し、産業の可能性を広げています。一方で、人ならではの熟練した技術や独創的な発想による製品開発は、依然として高い価値を持ち続けています。こうした様々な手法が融合することで、社会課題の解決にもつながる新たな製品・技術が「川崎ものづくりブランド」を通じて、生み出されることを期待するとともに、当協議会といたしましても、より一層のブランド価値や認知度の向上を目指して、今後とも関係機関と連携しながら、本市産業の活性化に取り組んでまいります。